2019年1月16日水曜日

災で終わる平成

 1995年1月17日午前5時46分。

阪神淡路大震災となる大地震が発生しました。24年前です。
遠くからゴォーっとダンプカーが走るような音がして目が覚めた次の瞬間
ドンドンドンと突き上げるような大きなゆれがあったのを覚えています。
寝ていたセミダブルのベッドがはねるように揺れました。

当時職業訓練校に通っていたのですが、通学に使用していた路線は
小説「阪急電車」の舞台となった阪急電車今津線。新幹線や
高速の高架が落下してきて走行不能になりました。


震災後後新しくなった町並みも20年も経過すれば、あたりになじんで
まるで震災がなかったかのように思わせます。
今の神戸はキラキラした町になっています。



でもあの震災で身近な人を一瞬にして亡くされた方にとっては
24年間、心の時間はあの瞬間で止まっていることでしょう。



毎年12月に選ばれる「今年の漢字」ですが、この発表は
阪神大震災のあった1995年からはじまりました。
最初の年はサリン事件もあり「震」が選ばれていました。



昨年は「災」でした。本当に災害の多い年でした。
この文字が選ばれるのは発表が始まって以来2004年に続いて2回目です。
(2004年も新潟県中越地震、新潟・福島豪雨、福井豪雨、台風の連続上陸や
浅間山の噴火といった災害の多い年でした。)



平成は「災」で終わってしまいますが、
次の元号の元年では明るい、暖かさを感じさせる一文字が選ばれてほしい
そういった世の中であってほしいと痛感します。